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Iwase/Vincent デュオ

現代音楽/ 即興音楽

 

 

       2011年から岩瀬/ヴァンサンのデュオは即興と作曲のコンビネーションの探求に基礎をおき活動している。日本やフランスの数々の違ったコンテキストでの舞台演奏(即興音楽、作曲作品、シネコンサート、エレクトロアコースティックなど)を経験の積み重ねる。即興音楽の場合ではデュオのみの演奏またはヨーロッパ人や日本人ミュージシャンを交えて数々のコンサートを行う。いろいろな捉え方の中でも即興演奏は即時の作曲と考えることもでき、デュオはこの方向性をもって探求している。ジャンルによる演奏者の境を開放し、グラフィクを用いた楽譜、決められた演奏法枠内での自由演奏、偶然性を使ったものなどを作品に溶け込ませて使うことを試みている。また即興音楽で用いる音の材料を使って、絵、映像、詩などから得たインスピレーションを用いた作品をつくる。アジアの伝統楽器の特殊奏法を用いた作曲(揚琴とエレクトロニック)や他の現代音楽家とのコラボレーション(Vincent Laubeuf, 渡辺愛など)もしている。

 

       主なコンサート :

  フランス

音楽フェスティヴァルFestiva'son, Fondation Suisse, Bab'ilo, Naxos bobine, パリ18区図書館, Chapelle st-anne, Conservatoire nationale d'Evry, Au chat noir(paris ), Berlin, Clermont-Ferrand.

  日本ツアー (2013/2014)

-関東地方:  稲毛キャンディー、横浜エアジン、スペースニハタズミ、カフェズミ、ムリウイカフェ、フォックフォール、ペチコートレーン、ネクストサンディー、喫茶茶会記、音や金時、水道橋フタリ、大崎l-e、フライングティーポット、群馬元紺屋、群馬パレデパリ、長野信濃ギャラリー

-関西地方:  名古屋ナンヤ、名古屋空色勾玉、伊勢現代美術館、津アムリタカフェ、神戸ビッグアップル、油野美術館、大阪シェフドゥーブ、京都アバンギルド、アルファベ

-九州地方:  倉敷koba coffee、 箱崎アクアリウムカフェ、沖縄グルーヴ、アウトプット、スペーストロピカル

-北海道:  札幌レッドベリースタジオ、プランテーション、小樽フリーランス

 

 

 

岩瀬 久美

 

 

  日本でサキソフォンを始めた後、2000年から渡仏する。サクソフォン、クラリネット、ジャズ、エレクトロアコースティック、作曲をエブリー国立音楽学校で学び、ギョーム ロワ氏、イザベル デュトワ氏、ジャック ディ ドナート氏、ニコラ ヴェラン氏のもとに師事を受ける。また即興音楽をドミニーク ピファエリ氏、ジョエル レアンドル氏、ベナー アッシェリ氏のマスタークラスを受ける。

 

  作曲作品は以下のような多様なバリエーションに富んでいる。

2009年 -ギターカルテット 『波』

     -トロンボーンカルテット

     -バイオリンデュオ 『スプリンター』

     -エレクトロアコースマティック作品 『ラ ニュイ』

2010年   -ヴォイス、クラリネット、ドラム によるジャック プレヴェールの詩より『アンヴォンテール』

       -サクソフォン六重奏

     -エレクトロアコースマティック作品 『ル トラン』

2011年 -バイオリン、ビオラ、チェロ、ピアノによるマーガリット デュラスの小説より『北の公園のはずれ』

      -エレクトロニック、縦笛 『寺の暗い空間』

      -日本の三人の違った小説家に基き、縦笛、フルート、ギター、コメディアン、指揮者、エレクトロニックを使ったクリエーション。安倍工房 『笑う月』/ 吉本ばなな『キッチン』/ 村上春樹

2012年  -チェロ/サキソフォンとエレクトロニックのデュオ 『Tabun daijyoubu』

      -エレクトロアコースティック作品Sayori Izawaのエクスペリメンタル映画 『渇き』

2013年     -マンレイの映画におけるシネコンサートのための作品

      -9人のミュージュシャンのための 『構成する要素』

      -エレクトロニック、チェロ 『聖域の喧噪』

2014年     -海をテーマにしたチェロ独奏三部作

       -エレクトロニック、揚琴  『雨』

2015年      -サクソフォンカルテット 『夜明け』

2016年     -エレクトロニック、チェロ『Mémoire d'Arbre』

 

  トリオジャズ『Yasai』サキソフォンカルテット、トリオ『iki no ato』(エレクトロニック/ライヴペインティング/ サキソフォン)、ヴォーカリスト、ジュディット カンとのデュオ、チェロ奏者、ユーグ ヴァンサンとのデュオ、エレクトロニックとヴォイスによる日本の小説を使った作品、即興音楽サクスフォンソロ、サキソフォンとエレクトロニック、シネ コンサートなど、違うフォームによるコンサートを主にフランス、日本で行う。

 

 

 

 

ユーグ・ヴァンサン

(Hugues Vincent)

 

       クラシックチェロをデニス・チェレ(Denise Cherret)に師事しながら、ジャズをl'edim 音楽学校(パリ)とモントルイユコンセルバトワールで学び、音楽理論の学位と、中学高 等学校音楽教員資格をパリ第8大学で取得。インプロヴィゼーションを研修やマスターク ラス(とりわけソフィア・ドマンシッシ(Sophia Domanchich), ディディエ・ルヴァレ( Didier Levallet), レジス・ユビー( Régis Huby), ヴァンサン・クルトワー( Vincent Courtois), バール・フィリップ( Barre phillips), アーネスト・ライジンガー( Ernst Reisjeger)などと)で学ぶ。

      グループ参加として Bolitz のほかに、トリオ 「チルボル(Tilbol)」 、デュオ 「セルロ イド(CelluloÏde)」(フランク・スミス(Frank Smith)エレクトロニックと。オディオロ ルネット(Odiolorgnette)レーベルからCDをリリース) 、ジョエル・レオンドル(Joël Leandre)率いる「ストリング・プロジェクト(String Project)」、大友良英の 「ニュージ ャズアンサンブル」、 デヴィッド・S・ウェア(David S Ware)の「弦楽アンサンブル 」、デゥオ「ボウブン(Bobun)」(フランツ・ロリオ(ヴィオラ)) 、チェロ奏者森 重靖宗とのデュオ、盆ノ窪セプテット(フランス/日本人の即興アンサンブル)、スカグルー プ 「ペリカンフリゼ(Le Pélican Frisé)」(ディスク3枚リリース)など。ほかにも ローラ ンド・トッポー(Roland Topor)作「ルシアンに四本のバラを(Four Roses For Lucienne)」のための音楽制作、ジャンリューク・カポッゾ(Jean Luc Cappozzo)、ヴァ ンサン・クルトワー(Vincent Courtois)、クロウド・チャンミッチャン(Claude Tchamitchian)、ジャンフランソワー・プーブロワ(Jean François Pauvros)、 ルークエッ クス(Luc Ex)、 佐藤真、沖至 他との即興演奏共演、コンテンポラリーダンスカンパ ニー( 「アンアンスタン・カンパニー(Compagnie « Un Instant »)、チア・イン・リン( Chia Yin Ling)、ベルナルド・モンテ( Bernardo Montet))や、舞踏ダンサー(今貂子,イ メル・テルマン(Imre Thormann_)のための作曲、即興。 ソロではアコースティックまたはエレクトロアコースティックでの即興、CD« Phonoscope &Fabulettes », « Tales of Noboru », « Onkyo no Hako »)制作、様々な舞台クリエ ーションなどで、世界各国(ドイツ、スイス、ベルギー、オランダ、イタリア、アメリカ、 モロッコ、エジプト、日本など)で活躍。

 

 

 

バイオグラフィー

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